硬膜外モルヒネ投与法(読み)こうまくがいモルヒネとうよほう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「硬膜外モルヒネ投与法」の意味・わかりやすい解説

硬膜外モルヒネ投与法
こうまくがいモルヒネとうよほう

癌性疼痛の治療法の一つ。脊髄に近い硬膜外に細いチューブを挿入してモルヒネ注入し,神経麻痺 (まひ) させて鎮痛効果を得る方法。1日の注入で 12時間以上効果が続く,筋肉注射などに比べて1日に使用する薬の量が少なくて済む,何回でも繰り返し投与できるなどの利点があるが,入院が必要で入浴外出外泊も制限される,手技難しいなどの欠点もある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android