碇岩南山遺跡(読み)いかりいわみなみやまいせき

日本歴史地名大系 「碇岩南山遺跡」の解説

碇岩南山遺跡
いかりいわみなみやまいせき

[現在地名]御津町碇岩

北の権現ごんげん山、南のひな山の間に形成された谷地形の標高一一メートル前後(A地点)の最奥部に立地する。遺跡の範囲は東西・南北ともに約一八メートル程度。A地点は旧石器時代(姶良丹沢火山灰降灰以降)の集落跡。平成六年(一九九四)に発掘が行われた。住居跡などの遺構は未確認であるが、石器類のブロックは二ヵ所で発見された。北側の石器類の集中個所は径約七・八メートル、南側は径約六・七メートルで円形に分布している。これらはそれぞれ数百点の石器類からなり、一定の土層中に包含されていることから複数期の石器群の混在とは考えにくく、単一期の石器群とみられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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