碓井小三郎(読み)ウスイ コサブロウ

20世紀日本人名事典 「碓井小三郎」の解説

碓井 小三郎
ウスイ コサブロウ

明治・大正期の郷土史家 京都府議。



生年
慶応1年(1865年)

没年
昭和3(1928)年3月13日

出生地
京都府

経歴
糸物商を営む家に生まれ、和歌国学を遠藤千種に、画を望月玉泉に学ぶ。明治25年京都市議に選ばれ、38年には京都府議に就任。また糸物商工業組合頭取も務めた。他方で京都の地誌を研究し、大正9年明治期の京都地誌「京都坊目誌」を著した。著書は他に「京都特産史」「京染呉服の歴史」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「碓井小三郎」の解説

碓井小三郎 うすい-こさぶろう

1865-1928 明治-大正時代の郷土史家。
慶応元年生まれ。生家は京都の糸物商。京都の名所旧跡を研究。大正4年明治期の京都を紹介する「京都坊目誌」をあらわす。京都市会議員,府会議員,糸物商工業組合頭取。昭和3年3月13日死去。64歳。著作ほかに「京都特産史」「京染呉服の歴史」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android