磯村豊太郎(読み)イソムラ トヨタロウ

20世紀日本人名事典 「磯村豊太郎」の解説

磯村 豊太郎
イソムラ トヨタロウ

明治〜昭和期の実業家 北海道炭礦汽船専務



生年
明治1年11月(1868年)

没年
昭和14(1939)年10月26日

出生地
大分県中津

学歴〔年〕
慶応義塾大学〔明治22年〕卒

経歴
明治22年通弁となり、23年逓信省に入って逓相後藤象二郎秘書官となった。その後母校慶応義塾で教鞭をとりながら執筆活動、時事新報社に入った。さらに日本銀行勤務の後、29年三井物産に入社。36年営業部長兼機械及鉄道用品取扱首部長、42年ロンドン支店長となった。大正2年北海道炭礦汽船が三井経営に移った際、専務取締役として経営再建に当たった。また日本製鋼所、輪西鉱山会長、夕張鉄道日本製鉄東京瓦斯などの役員も兼ねていた。昭和4年実業功労により勅選貴族院議員。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「磯村豊太郎」の解説

磯村豊太郎 いそむら-とよたろう

1868-1939 明治-昭和時代前期の経営者
明治元年11月生まれ。23年逓信省にはいる。時事新報,日銀をへて29年三井物産にうつり,ロンドン支店長などをつとめ,大正2年北海道炭礦汽船の専務,のち社長。昭和4年貴族院議員。昭和14年10月26日死去。72歳。豊前(ぶぜん)中津(大分県)出身。慶応義塾卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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