デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「磯野治左衛門」の解説 磯野治左衛門 いその-じざえもん 1809-1870 江戸時代後期の武士。文化6年生まれ。越後(えちご)(新潟県)糸魚川(いといがわ)藩士。安政6年留守居役見習となり,藩主松平直静(なおやす)につかえ,のち御用人をかねる。慶応2年監察の林次郎太郎とともに用人菅野典の不正を摘発したが,国家老によって閉門に処された。明治2年林の子孫六が菅野らを殺害した事件(林騒動)に連座して禁固刑をうけ,次郎太郎は死刑となった。明治3年死去。62歳。名は為渓。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例