知恵蔵mini 「社会的処方」の解説 社会的処方 社会的に孤立して認知症や生活習慣病などの疾患を抱えている高齢者などに、医師が地域とのつながりをサポートすることで、病気の長期化を防ぎ、心身の健康の維持・向上を図るための取り組み。かかりつけ医が通常の診療に加えて患者の生活状況を確認し、地域包括支援センターなどの行政機関を介して、地域のサークル活動や患者同士の交流会への参加を促す。1980年代に英国で導入が始まり、近年はオランダなどでも一定の効果が確認され、注目を集めている。医療費の抑制にもつながるとして、日本でも2020年に厚生労働省が取り組みの推進に着手している。 (2020-6-23) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報