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社会的福音 しゃかいてきふくいんSocial Gospel

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世界大百科事典 第2版の解説

しゃかいてきふくいん【社会的福音 Social Gospel】

南北戦争後のアメリカで,工業化と都市化に伴い資本主義のもたらす社会問題が表面化したとき,キリスト教の福音の視点から社会問題と取り組みそれの解決を試みたプロテスタント教派内の運動。それまで個人の魂の救いのみにかかわっていた福音を,社会的な救いをももたらす福音として理解し,児童労働の廃止,労働条件の改善などの,主として労働者の社会問題に取り組み,19世紀末から20世紀初期にいたるアメリカの教会と神学の一大勢力となった。

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世界大百科事典内の社会的福音の言及

【キリスト教社会主義】より

…この運動はほぼ同時にヨーロッパ各国に起こり,ドイツではトートR.Todt,シュテッカーA.Stoecker,ナウマンF.Naumannらが指導して〈福音主義的社会主義会議〉を持った。アメリカでは19世紀末にバプティストの牧師ラウシェンブッシュが〈社会的福音〉を唱え,共産主義とは一線を画して,労働組合の結成や労働者の人権擁護のために働いた。日本では明治期に安部磯雄,片山潜,木下尚江らが社会主義研究会をつくり,のち賀川豊彦,杉山元治郎らがこれをついで日本農民組合を組織し,労働農民党を結成した(1925)。…

【ラウシェンブッシュ】より

…アメリカの神学者で社会的福音の代表的提唱者。バプティスト系のロチェスター神学大学教授(1897以降)。…

※「社会的福音」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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