祇丞(読み)ぎじょう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「祇丞」の解説

祇丞(初代) ぎじょう

?-1763 江戸時代中期の俳人
江戸浅草蔵前で札差(ふださし)業をいとなむ。俳諧(はいかい)を江戸座の宗匠清水超波(ちょうは)にまなび,存義側(ぞんぎがわ)の点者をつとめた。宝暦13年死去。姓は三上別号に須叟庵,深月庵,浮山水。編著に「ひとりすまふ」「田植唄」など。

祇丞(2代) ぎじょう

?-? 江戸時代中期の俳人。
初代祇丞の門人。江戸茅場町にすむ。江戸座存義側(ぞんぎがわ)の点者をつとめる。明和5年(1768)刊の高点付句集「誹諧觽(はいかいけい)」(初編)に選句がのっている。姓は三上。別号に深月庵。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例