祇園寺きく(読み)ギオンジ キク

20世紀日本人名事典 「祇園寺きく」の解説

祇園寺 きく
ギオンジ キク

明治・大正期の教育者



生年
文久1年(1861年)

没年
昭和7(1932)年3月8日

出生地
陸奥国仙台(宮城県仙台市)

旧姓(旧名)
菊田

学歴〔年〕
仙台松操学校裁縫全科〔明治12年〕卒

主な受賞名〔年〕
文部省表彰

経歴
仙台藩士の娘として生まれ、のち宮城県古川の八坂神社社司・祇園寺大信と結婚。仙台松操学校で裁縫を学んだ後、独自の教育を志し、明治14年古川に和裁塾を開いた。以後、女子の実務・実践教育に生涯を捧げ、教育功労者として文部省の表彰を受けた。その私塾は、現在、祇園寺学園祇園寺高等学校として着実に発展・成長を遂げている。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「祇園寺きく」の解説

祇園寺きく ぎおんじ-きく

1861-1932 明治-大正時代の教育者。
文久元年生まれ。宮城県古川の神職祇園寺大信と結婚。明治14年和裁の私塾をひらく。女子教育つくし,祇園寺学園の基礎をきずいた。昭和7年3月8日死去。72歳。陸奥(むつ)仙台出身。松操学校卒。旧姓は菊田。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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