祖国戦争(読み)そこくせんそう

共同通信ニュース用語解説 「祖国戦争」の解説

祖国戦争

1812年、ナポレオンによるモスクワ遠征を撃退した戦争に対するロシア側の呼称ナチス・ドイツとの戦い中心とする第2次大戦をロシアでは「大祖国戦争」と呼ぶ。大戦でソ連ドイツに勝利したものの約2700万人が犠牲になったとされる。本稿の「祖国戦争」には「国の存亡を懸けた国民的戦い」の含意がある。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

世界大百科事典(旧版)内の祖国戦争の言及

【大祖国戦争】より

…ソ連が勝利のために支払った代償はあまりにも大きく,2000万人の人命を失い,富の1/3が灰燼(かいじん)に帰した。なおこの名称は,1812年6月~12月,ナポレオンのモスクワ遠征を撃退した戦争が同じく祖国戦争と呼ばれていたことにちなんだものである。第2次世界大戦【平井 友義】。…

【モスクワ遠征】より

…ナポレオンによる1812年のロシアへの遠征。ロシアでは一般に祖国戦争Otechestvennaya voinaという。ロシア皇帝アレクサンドル1世は従来のいきさつからナポレオンの大陸封鎖に従った。…

※「祖国戦争」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android