祖母ヶ浦村(読み)そぼがうらむら

日本歴史地名大系 「祖母ヶ浦村」の解説

祖母ヶ浦村
そぼがうらむら

[現在地名]能登島町祖母ヶ浦

能登島の北東端、大口(おおくち)瀬戸に面した海岸沿いの村。通称「ばがうら」という。年号に再考の余地はあるが、文明元年(一四六九)三月一五日の向田村年貢等注文案(伊夜比神社文書)によると、当時「祖母浦」は向田(こうだ)村の内に属し、五一貫一二五文の年貢銭のほか、佃分・御服分など七貫六〇〇文を負担していた。戦国後期頃には向田村などとともに温井兵庫尉の給分であった(「能登内浦村々給人注文写」諸橋文書)。地名は泰澄の従者であった臥行者の母が居住したことに由来すると伝え(「温故集録」加越能文庫など)、宝暦一四年(一七六四)の旧蹟調書(能登志徴)は、往古優娑塞の行人塚という石堂に姥像が安置されていたからとする。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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