祖母井神社(読み)うばがいじんじや

日本歴史地名大系 「祖母井神社」の解説

祖母井神社
うばがいじんじや

[現在地名]芳賀町祖母井

五行ごぎよう川の東岸に鎮座祭神は彦火火出見命で、旧村社。久安元年(一一四五)の創立と伝え、もとは当地東北隅に彦火火出見命と素盞嗚命を合祀して上の宮と称し、またそれより南方一町余り離れたうば池あたりに木花咲耶姫命を祀って下の宮と称し、当地の守護神とした。のち祖母井城主祖母井通時のときに再建。正嘉二年(一二五八)暴風雨のため両社は破損したが、祖母井氏が再び建立し、以後も修復を行った。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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