乞児(読み)ホカイビト

デジタル大辞泉 「乞児」の意味・読み・例文・類語

ほかい‐びと〔ほかひ‐〕【乞児】

家の戸口に立ち、祝い言葉を唱えて物を乞い歩いた人。〈和名抄

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精選版 日本国語大辞典 「乞児」の意味・読み・例文・類語

ほかい‐ひとほかひ‥【乞児・乞索児】

  1. 〘 名詞 〙 祝福することばをつくり、唱えて、報酬を得る者。後に、人家の門で歌や祝詞を口にして食物などを乞う者。門づけの芸人。転じて、乞食(こつじき)ほかい
    1. [初出の実例]「乞食者(ほかひひと) 詠 二首」(出典万葉集(8C後)一六・三八八五・題詞)

きつ‐じ【乞児】

  1. 〘 名詞 〙 こじき。ものもらい乞丐(きっかい)
    1. [初出の実例]「賓皆飯を袖にして出で挙て之を乞児に投ず」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)二)

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普及版 字通 「乞児」の読み・字形・画数・意味

【乞児】きつじ

乞食。

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