祝儀提灯(読み)シュウギヂョウチン

デジタル大辞泉 「祝儀提灯」の意味・読み・例文・類語

しゅうぎ‐ぢょうちん〔シウギヂヤウチン〕【祝儀灯】

箱提灯一種。畳めば全部ふたの中に収まるように作られ、下ぶたにろうそくの出し入れができる開閉自在の穴がある。
江戸時代劇場で、顔見世興行の前に看板の出そろうまで、木戸右手の上窓に景気づけるためにつるした長提灯。赤字役者定紋名前を書いたもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「祝儀提灯」の意味・読み・例文・類語

しゅうぎ‐ぢょうちんシウギヂャウチン【祝儀提灯】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 箱提灯の一種。たたむと上下蓋物になり、下の部分にろうそくを出し入れできる開閉自在の穴をあけたもの。
  3. 江戸時代の劇場で、顔見世興行の看板が出そろうまで、景気を添えるため木戸の右手上に掲げた長提灯。役者の定紋と名前を赤く書いた。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android