祝言島
しゆうげしま
青方湾の沖合にある。面積一・四一平方キロで、上岳(一三八メートル)・下岳(一三三メートル)があり、ほぼ全島にわたって急傾斜を呈し、周囲は五〇メートル前後の海食崖。中世は五島西浦部のうち。正平二一年(一三六六)八月二二日の宇久・有河住人等連署置文案(青方文書、以下断りのない限り同文書)に「
家」とみえ、赤浜網代をめぐる鮎河直・青方進と、青方重・神崎能阿の相論について宇久島(現宇久町)および有河(現有川町)の住人が寄合で裁き、直・進の側に「
家」の前倉網代などが一円に沙汰付けされている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報
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