神の命(読み)カミノミコト

デジタル大辞泉 「神の命」の意味・読み・例文・類語

かみ‐の‐みこと【神の命】

神、または天皇を敬っていう語。
「天の原よりれ来たる―」〈・三七九〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「神の命」の意味・読み・例文・類語

かみ【神】 の 命(みこと)

① (「みこと」は「御言」) 神のことば。託宣神託
古事記(712)中「天皇御琴を控(ひ)かして、建内宿禰大臣沙庭(さには)に居て、神之命(かみのみこと)を請ひき」
② 神を敬っていう。神様
※古事記(712)上・歌謡八千矛(やちほこ)の 迦微能美許登(カミノミコト)は〈略〉さ婚(よば)ひに あり立たし」
③ 天皇を神として敬っていう。天子様
万葉(8C後)一・二九「天の下 知らしめしけむ 天皇(すめろき)の 神之御言(かみのみこと)大宮は ここと聞けども」

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