神代峻通(読み)コウジロ タカミチ

20世紀日本人名事典 「神代峻通」の解説

神代 峻通
コウジロ タカミチ

大正・昭和期の倫理学者



生年
明治25(1892)年7月19日

没年
昭和34(1959)年6月20日

出生地
愛知県名古屋市

旧姓(旧名)
柴垣

学歴〔年〕
東京帝国大学文学部倫理学科〔大正9年〕卒

経歴
大正9年文部省普通学務局嘱託となり、青山学院東洋大学、日本大学、東京女子大学などの講師の後、昭和2年真言宗高野山大学教授となり、文学部長、21年高野山真言宗経典翻訳局局員として、弘法大師経典の英訳に従事した。この間、大正10年から井上哲次郎の東亜協会、日本学会の主事を務め、また中島力造創設、桑木厳翼ら指導の読書会事務となり、地方講習会講師を務めた。さらにデューイ思想の批判解説真言密教研究でも多くの論文を書いた。死後「神代峻通講話集」が刊行された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「神代峻通」の解説

神代峻通 こうじろ-たかみち

1892-1959 大正-昭和時代の倫理学者。
明治25年7月19日生まれ。青山学院,東洋大などの講師をへて,昭和2年真言宗高野山大教授。21年高野山真言宗経典翻訳局にはいり,空海の教典を英訳。デューイ思想の批判・解説や真言密教の研究をおこなった。昭和34年6月20日死去。66歳。愛知県出身。東京帝大卒。旧姓は柴垣。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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