神勅(読み)シンチョク

デジタル大辞泉 「神勅」の意味・読み・例文・類語

しん‐ちょく【神勅】

神のお告げ。神の命令
天照大神あまてらすおおみかみ瓊瓊杵尊ににぎのみこと葦原あしはらの中つ国くだす際に神宝とともに授けた言葉

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精選版 日本国語大辞典 「神勅」の意味・読み・例文・類語

しん‐ちょく【神勅】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 神のおつげ。神の命令。神託
    1. [初出の実例]「百王鎮護の崇廟(そうべう)の神、龍宮に神勅(しんチョク)をくだされて、元暦(げんりゃく)の古(いにし)海底に沈みし宝劔をめし出だされたる者也」(出典太平記(14C後)二五)
  3. 特に、天照大神が皇孫瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を降す時に、八咫鏡(やたのかがみ)とともに授けたことば。
    1. [初出の実例]「以天照大神御霊八咫鏡及草薙劔置大殿、同床而坐給。盖如徃古神勅」(出典:職原鈔(1340)上)

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