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神宝 しんぽう

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

神宝
しんぽう

神社の本殿に祭神の神物として奉安される宝物。「じんぽう」とも読む。神服,幣,鈴,鏡,剣,琴などであることが多い。なかでも,アマテラスオオミカミから伝授された三種の神器,ニギハヤヒノミコトから伝授された十種神宝 (とくさのかんだから) などが名高い。

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デジタル大辞泉の解説

かむ‐だから【神宝】

《「かんだから」とも》
神前に供える品物。神社への奉納品。みてぐら。
「いつくしき―を持てつづけたり」〈・澪標〉
神の持つ宝物。神の所有物。しんぽう。
「御祷(みほき)の―献(たてまつ)らく」〈祝詞・出雲国造神賀詞

かん‐だから【神宝】

かむだから

しん‐ぽう【神宝】

《古くは「じんぽう」「じんぼう」とも》神聖な宝物。また、神社に納められている宝物。かんだから。

出典|小学館
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大辞林 第三版の解説

しんぽう【神宝】

〔「じんぽう」とも〕
神とあがめる宝。神聖な宝物。また、神社に納めてある宝物。かんだから。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

神宝
しんぽう

神道(しんとう)に関する工芸品。「じんぽう」「じんぼう」「かんだから」ともいう。古代の神宝は『古語拾遺(しゅうい)』に、天富命(あめのとみのみこと)が種々の神宝(かんだから)として鏡、玉、矛(ほこ)、盾(たて)、木綿(ゆう)、麻(あさ)などをつくらしめたとあるように、祭祀(さいし)具とみられる。社殿が建てられると、そこに祀(まつ)られる神の日常使用する調度品や什器(じゅうき)類、また神殿を荘厳にするための用具などが納められ、これらをすべて神宝とよんだ。社殿内の祭祀は神坐(いま)すがごとく行われるので、祭神のための神服や日用の諸道具、調度品の数々を要することになる。神宝は社殿の造替(ぞうたい)や遷宮の際にかならず新調された。天皇は即位に際し天下の大社に一代一度の大神宝使を遣わし、ときには主要な神社へ神宝使を遣わして神宝を新調し寄進した。20年ごとに行われる神宮の式年遷宮は、社殿の造替とともに21種(現行は19種)の神宝の調進が重要な行事である。このような神宝の新調は、祭神の霊力更新の意味をもつという。『延喜式(えんぎしき)』祝詞(のりと)に、神宝(神財(かんだから))として鏡、横刀(たち)、弓、桙(ほこ)、鈴、衣笠(きぬがさ)、馬(春日(かすが)祭、久度(くど)・古開(ふるあき))が奉られたとあるが、現存の神宝は、手箱や神服(じんぷく)、武器・武具類が多い。春日大社や厳島(いつくしま)神社、熊野速玉(くまのはやたま)大社、鶴岡八幡宮(つるがおかはちまんぐう)の古神宝は有名で、なかには国宝や重要文化財に指定されている遺品もあり、神宝はわが国の工芸美術史上重要な位置を占めている。[三橋 健]

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