神御子美牟須比命神社(読み)みわのみこみむすびのみことじんじや

日本歴史地名大系 「神御子美牟須比命神社」の解説

神御子美牟須比命神社
みわのみこみむすびのみことじんじや

[現在地名]菟田野町大字大神小字宮ノ谷

奈良県菟田野町大神おおがみ集落北東方に鎮座祭神神御子美牟須比命。旧村社。「延喜式」神名帳宇陀うだ郡の「神御子美牟須比女命神社」に比定される。社伝によると、寛平五年(八九三)大神おおみわ神社(現奈良県桜井市)の大物主神の分霊を遷祀、三輪みわおく宮と称し、地名も大神というようになったという。現在も大神神社鎮花祭の百合根、同社摂社率川いさがわ神社(現奈良市)三枝祭の笹百合を当社からも出しており、古く大神神社とつながりのあったことをうかがわせる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android