神明裁判(読み)シンメイサイバン

デジタル大辞泉 「神明裁判」の意味・読み・例文・類語

しんめい‐さいばん【神明裁判】

神意を受けて、罪科または訴訟を決定するという考えから行われた裁判鉄火熱湯くじなどを用い、正しければ神の加護により罰を受けないとした。古代探湯くかたちなど。神意裁判神裁

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精選版 日本国語大辞典 「神明裁判」の意味・読み・例文・類語

しんめい‐さいばん【神明裁判】

  1. 〘 名詞 〙 神意をうけて黒白を決定する裁判。熱湯や鉄火を用い、正しければやけどを負わないとした。近世初期までいずれとも決めがたい裁判などに用いられた。神裁。

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