日本歴史地名大系 「神田下村」の解説
神田下村
かんだしもむら
豊浦郡の西北端に位置し、東は
「和名抄」に「神田郷」とあり、中世には神田別府の名でもよばれ、慶長五年(一六〇〇)以降の検地帳では「神田郷」として高付されるが、その範囲には神田上村・
「地下上申」で初めて分村され、神田下村が独立した。同書は地名の由来を、「神田と申ハ往古一ノ宮八幡宮御供田八十町付居申之由、其因縁を以神田と申習し候、下村と申は神田上村ニ対シ神田下村と地下人申伝候」と記す。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報