だま(読み)ダマ

デジタル大辞泉 「だま」の意味・読み・例文・類語

だま

小麦粉を水で溶くなどしたとき、よく溶けないでできるぶつぶつのかたまり。
米などを炊いたとき、煮えきらないでかたまりとして残ったもの。

だま

たこの糸を操る技法の一。凧を上昇させるために糸を繰り出すこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「だま」の意味・読み・例文・類語

だま

〘名〙
① 米・麦などをたいた飯の中に、半煮えなどでかたまりとして残っているもの。
歌舞伎与話情浮名横櫛(切られ与三)(1853)七幕「宿なしの拵へる雑炊は、〈略〉よく煮えたやうでもだまがあるワ」
② 小麦粉を水などで溶いた時、なめらかにならずにできるかたまり。
遊戯一種石子(いしなご)のこと。〔物類称呼(1775)〕

だま

〘名〙
植物たぶのき(椨)」の異名。〔多識編(1631)〕
② 植物「やぶにっけい(藪肉桂)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

だま

〘名〙 凧(たこ)の糸をあやつる技法の一つ。凧を上昇させるために糸をくりだすこと。〔俚言集覧(1797頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「だま」の解説

だま

小麦粉などを水に溶いたとき、粉が溶け残ってぶつぶつに固まったもの。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android