神田久太郎(読み)カンダ キュウタロウ

20世紀日本人名事典 「神田久太郎」の解説

神田 久太郎
カンダ キュウタロウ

昭和期の柔道家(講道館9段) 全日本柔道連盟理事;東京オリンピック柔道競技審判長。



生年
明治30(1897)年

没年
昭和52(1977)年6月15日

出生地
福島県相馬市

学歴〔年〕
日本大学

経歴
大正12年上京して講道館に入った。多くの試合出場、昭和9年天覧試合指定選士の試合で準優勝、11年全日本選士権大会で優勝。33年講道館9段。業師として名高く、肩車、双手刈、巴投、崩上四方固などが得意で、肩車は絶品といわれた。戦後は全日本柔道連盟結成と同時に理事となり、東北柔道連盟会長、福島県柔道連盟会長として戦後の復興普及に努めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「神田久太郎」の解説

神田久太郎 かんだ-きゅうたろう

1897-1977 昭和時代の柔道家。
明治30年生まれ。渡部峯松に入門。大正14年の明治神宮大会優勝をふくめ,全日本選手権に3回優勝。警視庁師範。肩車,巴投げなどを得意とした。昭和33年講道館9段。全日本柔道連盟理事をつとめ,柔道の復興と普及に尽力。昭和52年6月15日死去。80歳。福島県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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