祭祀大権(読み)サイシタイケン

デジタル大辞泉 「祭祀大権」の意味・読み・例文・類語

さいし‐たいけん【祭×祀大権】

明治憲法下で、皇祖皇宗歴代皇霊および天神地祇祭祀国家最高の祭主として主宰する天皇大権

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精選版 日本国語大辞典 「祭祀大権」の意味・読み・例文・類語

さいし‐たいけん【祭祀大権】

  1. 〘 名詞 〙 旧憲法もとで、天皇の国家統治の大権の一つ祭政一致により皇祖皇宗、歴代の皇霊および天神、地祇を国家最高の祭主としての天皇の統治に付した大権。

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世界大百科事典(旧版)内の祭祀大権の言及

【大権】より

…これら大権を天皇が行うにあたっては国務大臣が輔弼し,その責任を負うのが原則であるが(55条),統帥大権,栄誉大権は慣習法的に国務大臣の輔弼の範囲外とされていた。なお,これら国務上の大権のほか,重要な天皇の大権として,皇室の家長として皇室事務を総攬する皇室大権と,最高の祭主としての祭祀大権があった。天皇【横田 耕一】。…

※「祭祀大権」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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