禁則処理(読み)キンソクショリ

デジタル大辞泉 「禁則処理」の意味・読み・例文・類語

きんそく‐しょり【禁則処理】

ワープロソフトによる文章作成コンピューター組版で、句点読点・閉じ括弧などを行頭に置いたり、開き括弧などを行末に置いたりしないように、入力したり、プログラムを組んだりすること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「禁則処理」の意味・読み・例文・類語

きんそく‐しょり【禁則処理】

〘名〙 コンピュータ組版ワープロでの文章作成の際に、句点や読点、閉じ括弧などを行頭に置かないなどの禁則を設けて処理すること。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

ASCII.jpデジタル用語辞典 「禁則処理」の解説

禁則処理

禁則とは、句読点(、。)や閉じカッコ、疑問符などの記号を行頭に置かないといった、文章を見やすく、読みやすくするためのルールのこと。このルールに従って、文章の長さや字間、文字送りなどを調整することを禁則処理という。ワープロ・ソフトやページレイアウト・ソフトでは、自動的に処理が行われる。行頭の句読点などを前の行の末尾に送ることを「追い込み」という。この際、句読点を行末にはみ出させて処理するのが「ぶら下がり」。また、行末の起こしのカッコ「(」などを次の行へ送ることを「追い出し」という。欧文組版では、行末の単語ハイフンで分割するハイフネーションもこうした禁則処理に含まれる。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

IT用語がわかる辞典 「禁則処理」の解説

きんそくしょり【禁則処理】

ワープロソフトDTPソフトが持つ、文章が読みにくくなることを避ける機能ひとつ。行頭にきた句読点・三点リーダー(…)・閉じ括弧などを自動的に行末に送ったり、行末にきた開き括弧などを自動的に行頭に送ったりして調整する。

出典 講談社IT用語がわかる辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android