デジタル大辞泉 「禍事」の意味・読み・例文・類語 まが‐ごと【▽禍事/▽禍言】 《「まがこと」とも》凶事。災難。また、不吉な言葉。「天あめのまがつひといふ神の言はむ―に」〈祝詞・御門祭〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「禍事」の意味・読み・例文・類語 まが‐ごと【禍事・禍言】 〘 名詞 〙 ( 古くは「まがこと」 )① よくない不吉な事柄。凶事。災難。また、わざわいを招くような縁起でもないことば。悪いことば。[初出の実例]「吾は悪事(マカゴト)と雖も一言(ひとこと)、善事(さがごと)と雖も一言、言(い)ひ離(はな)つ神、葛城(かづらき)の一言主大神(ひとことぬしのおほんがみ)といふ」(出典:古事記(712)下(延佳本訓))② あやまった説。妄説。[初出の実例]「後の人の毒ありといふ狂言(マガコト)より、此端詞(はしことば)はつくりなせしものかと思はるるなり」(出典:読本・雨月物語(1776)仏法僧) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例