妄説(読み)ボウセツ

デジタル大辞泉 「妄説」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐せつ〔バウ‐〕【妄説】

もうせつ(妄説)」に同じ。
「俗に父を種と云い母を腹と云うは―なり」〈福沢福翁自伝

もう‐せつ〔マウ‐〕【妄説】

根拠不明のでたらめな話。ぼうせつ。「取るに足らぬ妄説

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精選版 日本国語大辞典 「妄説」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐せつバウ‥【妄説】

  1. 〘 名詞 〙 根拠のないいいかげんな説。まちがった説。もうせつ。
    1. [初出の実例]「俗に父を種と云ひ母を腹と云ふは無稽の妄説(バウセツ)なり」(出典福翁百話(1897)〈福沢諭吉〉八五)
    2. [その他の文献]〔漢書‐霍光〕

もう‐せつマウ‥【妄説】

  1. 〘 名詞 〙 根拠のないでたらめな説。まちがった説。ぼうせつ。
    1. [初出の実例]「妄説は能大海を焼くべし」(出典:康頼宝物集(1179頃)下)
    2. [その他の文献]〔勝鬘経‐勝鬘章〕

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普及版 字通 「妄説」の読み・字形・画数・意味

【妄説】もう(まう)せつ

でたらめな説。〔史通、雑説中〕隋書王劭・袁充の兩傳の如きは、唯だ其のして、に一を盈(みた)せるのみ。

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