禍機(読み)カキ

デジタル大辞泉 「禍機」の意味・読み・例文・類語

か‐き〔クワ‐〕【禍機】

災難が生じるきっかけ。災いの生じる兆し。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「禍機」の意味・読み・例文・類語

か‐き クヮ‥【禍機】

〘名〙 わざわいのきざし。わざわいの生ずる機会
公議所日誌‐一五上・明治二年(1869)五月天主教、〈略〉刑せざれば、国の禍機を漸々繁茂せしめ」 〔鮑照‐苦熱行〕

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普及版 字通 「禍機」の読み・字形・画数・意味

【禍機】か(くわ)き

わざわいの生ずるきざし。〔梁書、江淹伝〕景素、州と爲る。~腹心と日夜謀議す。淹、の將(まさ)に發せんとするを知り、乃ち詩十五首をりて以て諷す。

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