福島第1原発の汚染処理水

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福島第1原発の汚染処理水

東京電力福島第1原発では、溶け落ちた核燃料がある1~3号機の建屋内に注ぐ冷却水と、流れ込んだ地下水が混ざって高濃度汚染水となり、増え続けている。汚染水は多核種除去設備(ALPS)で浄化処理しているが、放射性物質トリチウムは除去できない。トリチウムは人体への影響が比較的小さいとされ、他の原発では希釈して海に放出している。第1原発では浄化後の水をタンクに保管しているが、敷地余裕がなくなってきており、廃炉作業に影響が出かねないと指摘されている。(共同)

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