福林寺跡(読み)ふくりんじあと

日本歴史地名大系 「福林寺跡」の解説

福林寺跡
ふくりんじあと

[現在地名]野洲町小篠原

かぶと山の西裾、現野洲中学校敷地にあった白鳳時代創建とされる寺院の跡。昭和五〇年(一九七五)・同五一年に発掘調査され、井戸跡などを検出、布目瓦・須恵器多数などが出土した。旧寺地には磨崖仏などの石造物が残されている。しかし開発などのため寺院跡としての実態は明らかではない。康和三年(一一〇一)一〇月五日の堀河天皇宣旨案(東寺文書)によれば、福林寺は天武天皇のとき石城村主宿禰により鎮護国家の寺として建立されたと伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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