福良見村(読み)ふくらみむら

日本歴史地名大系 「福良見村」の解説

福良見村
ふくらみむら

[現在地名]仲南町七箇しちか

満濃まんのう池の西、金倉かなくら川の支流照井てるい川の流域に位置する。天文一四年(一五四五)七月吉日の道者職売券(来田文書)に「福らミの里一円」とある。寛永国絵図では七ヶ村に属する。寛永一八年(一六四一)当村の北西部の高一七石余が丸亀藩領となり、残部が翌一九年に高松藩領七箇村の一部となる。小村が二藩に分領されることになったが、その意図は不明である。讃岐の東西から竿を入れて東西両藩の領村を決め、中間の残り地を幕府領として満濃池御料に充てたという俗説があり、福良見村は山崎氏五万六七石余の領村を決める端数処理のため分領されたと推測される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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