出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…私領ともいわれる。古代律令制のもとに存在した家地,園地,墾田,私田などの〈私地〉をその起源とする。平安時代に入って墾田開発や私田の売買・寄進・施入などが盛んになり,田主の土地に対する権利が拡大強化されるが,それにともなって公文書の文面に〈寺家所領〉〈他人所領〉〈所領庄公験(くげん)〉など,〈所領〉の語があらわれ,10世紀以後には権門社寺から地方住人に及ぶ上下各層の私的土地所有の呼称として一般化した。…
※「私地」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...