私立大学戦略的研究基盤形成支援事業(読み)しりつだいがくせんりゃくてきけんきゅうきばんけいせいしえんじぎょう

大学事典 の解説

私立大学戦略的研究基盤形成支援事業
しりつだいがくせんりゃくてきけんきゅうきばんけいせいしえんじぎょう

文部科学省による私立大学に対する支援事業。私立大学が各々の経営戦略に基づいて行う研究基盤の形成について支援する。外部学識経験者で構成する「私立大学戦略的研究基盤形成支援検討会(日本)」において,各大学が提出する研究プロジェクトについて,①研究プロジェクトの意義と必要性,②研究内容の妥当性,③研究組織の妥当性,④事業費の妥当性という評価項目に基づき審査,選定する。採択された研究プロジェクトは,研究に必要な施設の新増改築,改造工事,機械器具等について一体的に支援される。期間は原則として「研究拠点を形成する研究」については5年間,「大学の特色を活かした研究」および「地域に根差した研究」については3年間となっている。採択数は,2008(平成20)年度98事業,2009年度61事業,2010年度77事業,2011年度61事業,2012年度62事業,2013年度71事業,2014年度61事業,2015年度59事業となっている。
著者: 佐々木研一朗

参考文献: 文部科学省「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」:http://www. mext. go. jp/a_menu/koutou/shinkou/07021403/002/002/1218299. htm

出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android