秋の日は釣瓶落とし(読み)アキノヒハツルベオトシ

デジタル大辞泉 「秋の日は釣瓶落とし」の意味・読み・例文・類語

あき釣瓶つるべとし

秋の日が急に沈むことを、井戸に落とす釣瓶にたとえていう言葉

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精選版 日本国語大辞典 「秋の日は釣瓶落とし」の意味・読み・例文・類語

あき【秋】 の 日(ひ)は釣瓶(つるべ)(お)とし

  1. 秋の日は沈み始めると、たちまち落ちることのたとえ。秋の日の鉈(なた)落とし。
    1. [初出の実例]「秋(アキ)の日(ヒ)釣瓶落(ツルベオト)し。日が暮れるに間もござりませねば、今日はお暇致しませう」(出典歌舞伎勧善懲悪覗機関村井長庵)(1862)六幕)

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ことわざを知る辞典 「秋の日は釣瓶落とし」の解説

秋の日は釣瓶落とし

秋の日は、井戸の釣瓶が落ちるように早く沈み、暮れてしまう。秋の日暮れが早いことのたとえ。

[使用例] おや、もう夕方になりましたね。秋の日は釣瓶落としというが、なるほどれるのも早うございますな[松本清張*西海道談綺|1976~77]

[解説] 秋になると、日没時刻が早まるだけでなく、その後の薄明時間も短くなり、日が沈んで間もなく真っ暗になります。「釣瓶落とし」は誇張表現で、それくらい早く感じられるということです。

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とっさの日本語便利帳 「秋の日は釣瓶落とし」の解説

秋の日は釣瓶落とし

秋の日は急に暮れるという意。「釣瓶落とし」は、井戸の中へ釣瓶が落ちてゆく速さ。そんな速さで秋の日は暮れるということ。急転直下

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