秋山謙蔵(読み)アキヤマ ケンゾウ

20世紀日本人名事典 「秋山謙蔵」の解説

秋山 謙蔵
アキヤマ ケンゾウ

昭和期の日本史学者 元・女子美術大学教授



生年
明治36(1903)年2月1日

没年
昭和53(1978)年3月5日

出生地
広島県比婆郡西条町

旧姓(旧名)
江木

別名
号=秋山 一石(アキヤマ イッセキ)

学歴〔年〕
東京帝国大学文学部国史学科〔昭和3年〕卒

経歴
東京帝大史科編纂官補となり歴史学研究会創立に参加、史学会委員を務めた。その後、昭和6年大正大学教授、14〜19年国学院大学教授を歴任した。その間、文筆活動を続け、東洋史的歴史学の研究を推進、また愛国史観の樹立に務めた。戦後公職追放。26年解除後、29年女子美術大学学芸部教授に復帰、31年東京女学館短大教授兼任、43年女子美大退職、45年東京女学館短大教授専任。戦後は文学研究にも打ち込んだ。著書に「日本交渉史研究」「日本の歴史」「日本の前進」「東亜交渉史論」「新日本美論」「新日本文化史」「漱石人間像」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「秋山謙蔵」の解説

秋山謙蔵 あきやま-けんぞう

1903-1978 昭和時代の日本史学者。
明治36年2月1日生まれ。大正大などの教授をつとめ,国策にそった愛国史観をとなえた。戦後公職追放となり,解除後の昭和31年女子美大教授となり,文学を研究した。昭和53年3月5日死去。75歳。広島県出身。東京帝大卒。筆名は一石。著作に「日支交渉史研究」「漱石(そうせき)の人間像」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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