秋篠(読み)アキシノ

デジタル大辞泉 「秋篠」の意味・読み・例文・類語

あきしの【秋篠】

奈良市地名。霧の名所として知られた。新古今集の歌人藤原良経の号、秋篠月清の由来地。[歌枕
「―や外山とやまの里やしぐるらむ伊駒いこまたけに雲のかかれる」〈新古今・冬〉

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精選版 日本国語大辞典 「秋篠」の意味・読み・例文・類語

あきしの【秋篠】

  1. 奈良市北西部の地名。きぬた、霧の名所として知られ、秋篠寺がある。外山の里。秋篠の里。歌枕。
    1. [初出の実例]「あきしのやと山の里や時雨るらんいこまのたけに雲のかかれる〈西行〉」(出典:新古今和歌集(1205)冬・五八五)

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