秋篠(読み)あきしの

精選版 日本国語大辞典 「秋篠」の意味・読み・例文・類語

あきしの【秋篠】

奈良市北西部の地名。きぬた、霧の名所として知られ、秋篠寺がある。外山の里。秋篠の里。歌枕
※新古今(1205)冬・五八五「あきしのやと山の里や時雨るらんいこまのたけに雲のかかれる〈西行〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「秋篠」の意味・読み・例文・類語

あきしの【秋篠】

奈良市の地名。霧の名所として知られた。新古今集の歌人藤原良経の号、秋篠月清の由来地。[歌枕]
「―や外山とやまの里やしぐるらむ伊駒いこまのたけに雲のかかれる」〈新古今・冬〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android