秘鑰(読み)ヒヤク

デジタル大辞泉 「秘鑰」の意味・読み・例文・類語

ひ‐やく【秘×鑰】

秘密の鍵。また、秘密・なぞなどを明らかにする隠された手段秘鍵ひけん
「自然の―を探究する者ども」〈中島敦・悟浄出世〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「秘鑰」の意味・読み・例文・類語

ひ‐やく【秘鑰】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 秘密の鍵。他には使用させない鍵。かくされた鍵。
  3. 秘密・謎・本質などを解きあかすかくされた手がかり。解明のための深秘(じんぴ)の手段。
    1. [初出の実例]「夫文章家之秘鑰、所窃自用而不敢言者」(出典:漁村文話(1852)序)
    2. 「恋愛は人世の秘鑰(ヒヤク)なり」(出典:厭世詩家と女性(1892)〈北村透谷〉)
    3. [その他の文献]〔李華‐東都聖禅寺三蔵碑〕

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普及版 字通 「秘鑰」の読み・字形・画数・意味

【秘鑰】ひやく

秘密のかぎ。

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