20世紀日本人名事典 「秦藤樹」の解説
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
…内服で与えても吸収がよく,組織移行性が高く,副作用も少ないので,よく用いられる。秦藤樹らによって発見されたロイコマイシン(キタサマイシン),梅沢浜夫らのジョサマイシンもマクロライド系に属し,スピラマイシンもこの系に属する。生物活性,耐性などもエリスロマイシンに類似しており,治療薬として用いられている。…
…放線菌の培養ろ(濾)液から分離されたものが多く,核酸合成阻害作用を示す抗生物質は癌治療において実用価値が大きい。マイトマイシンCは日本の秦藤樹らが1956年に放線菌の1種から分離したもので,消化器癌の治療に広く用いられている。造血器への副作用は比較的大きい。…
…抗腫瘍抗生物質。1956年秦藤樹らにより,東京都渋谷区の土壌から分離された放線菌Streptomyces caespitosusの培養液中からマイトマイシンAおよびBが見いだされ,その後,若木重敏らによってマイトマイシンCが見いだされた。マイトマイシンCは現在広く臨床的に制癌薬として用いられている。…
※「秦藤樹」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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