普及版 字通 「秬」の読み・字形・画数・意味
秬
10画
(異体字)
20画
[字訓] くろきび
[説文解字]

[金文]

[字形] 形声
声符は
(巨)(きよ)。〔説文〕五下に「
黍なり。一
(ぷ)二米、以て
(かも)すものなり」とし、
を正字、秬を或る体の字とする。黒黍に鬱金草(うつこんそう)を加えて醸した酒を
といい、神事に用いた。金文に「
鬯(きょちやう)」を賜う例が多く、〔書、洛誥〕にも「予ふるに秬鬯二
(いう)を以てす」とみえる。[訓義]
1. くろきび。
2. くろきびの酒、
鬯。[古辞書の訓]
〔和名抄〕秬黍 久呂岐比(くろきび) 〔字鏡集〕秬 スキ・クロキビ・クワ
[熟語]
秬酒▶・秬黍▶・秬草▶・秬鬯▶
[下接語]
玄秬・羔秬・黒秬・細秬・醸秬・重秬
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

