移り変る(読み)ウツリカワル

デジタル大辞泉 「移り変る」の意味・読み・例文・類語

うつり‐かわ・る〔‐かはる〕【移り変(わ)る】

[動ラ五(四)]時とともに変わっていく。「流行が―・る」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「移り変る」の意味・読み・例文・類語

うつり‐かわ・る‥かはる【移変】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. 物事が次第に変化していく。変遷する。また、時、季節がかわっていく。
    1. [初出の実例]「世の中さまざまにつけて、はかなくうつりかはるありさまもおぼしつづけられて」(出典:源氏物語(1001‐14頃)鈴虫)
    2. 「折節のうつりかはるこそものごとに哀なれ」(出典:徒然草(1331頃)一九)
  3. 入れかわる。交替する。
    1. [初出の実例]「これ、時の間の因果の二神にてましませば、両方へうつりかはりうつりかはりて」(出典:風姿花伝(1400‐02頃)七)
    2. 「移変(ウツリカハ)芝居の噂、狂言のうまひ仕組を実(まこと)に見なし」(出典浮世草子好色一代女(1686)四)

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