移植ドナー(読み)いしょくどなー(その他表記)donor

翻訳|donor

知恵蔵 「移植ドナー」の解説

移植ドナー

臓器移植には他人からの臓器が必要だが、その臓器提供者のこと。臓器移植法の定めにより、死後(脳死を含む)に提供する場合は、あらかじめドナーカードに本人の意思を書き込んでおき、遺族反対がなければ提供できる。また、腎臓肝臓など一部を摘出しても命に別状ない臓器の場合は生体移植ができる。この時のドナーは家族がほとんどだが、広がる傾向にある。白血病などに対する骨髄移植のドナーは、他の臓器移植より負担が少ないこともあり、善意の登録者からの移植が多い。

(田辺功 朝日新聞記者 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android