移気(読み)うつりぎ

精選版 日本国語大辞典 「移気」の意味・読み・例文・類語

うつり‐ぎ【移気】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「うつりき」とも )
  2. ( 形動 ) 興味対象をたやすく他のものに移しやすい性質。特に異性への愛情の変わりやすいことをいうことが多い。移り心。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「一切の女移(ウツ)り気(キ)なる物にして、うまき色咄しに現(うつつ)をぬかし」(出典浮世草子・好色五人女(1686)二)
  3. もののはずみで、ふと起こす気持。でき心。特に、ふと起こす恋心
    1. [初出の実例]「月も花にうつり気をなす夕哉〈正良〉」(出典:俳諧・毛吹草追加(1647)上)
    2. 「年増にてうらはづかしき端手姿(はですがた)も、みなこれ男を思ふより、その時々のうつり気(ギ)にて」(出典:人情本春色梅児誉美(1832‐33)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...

春隣の用語解説を読む