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移転価格 イテンカカク

百科事典マイペディアの解説

移転価格【いてんかかく】

親会社と海外子会社などの関連企業間の取引で設定される輸出入価格。事前に税務当局と企業間で幅をもたせた適正価格帯を話合いにより設けておき,実際の取引価格がその範囲であれば追徴されない。この仕組みがない場合,企業内取引の形での輸出価格(移転価格)を他よりも高く設定して子会社の利益を圧縮し,本来支払うべき法人税をまぬがれようとする会社がでてくる。また,この価格の操作により国際的な脱税が可能であり,税負担の軽い国にある関連法人に利潤を集中することで税負担を軽減することもできる。日本とアメリカのように貿易などの相互依存関係が深まると,この扱いが大きな問題となる。当事国同士の税制(移転価格税制)や多国籍企業の利益がどの国に属するかなどで徴税当局の判断基準が異なれば,二重課税となりかねない。実際,日本企業が米国歳入庁から,また米国企業が国税庁から追徴課税を受けるケースも多発し,国際問題となっている。
→関連項目企業内貿易

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大辞林 第三版の解説

いてんかかく【移転価格】

グループ企業内の取引に用いられる価格。

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