稲荷山貝塚遺跡(読み)いなりやまかいづかいせき

日本歴史地名大系 「稲荷山貝塚遺跡」の解説

稲荷山貝塚遺跡
いなりやまかいづかいせき

[現在地名]南区山谷

北方は大岡おおおか川流域の沖積低地東方南方は東京湾、西方堀割ほりわり川で区画された下末吉しもすえよし台地上に位置する。遺跡の存在は第二次世界大戦前から確認されており、昭和一〇年(一九三五)五ヵ所の貝塚のうち二ヵ所が発掘されている。平成一二年(二〇〇〇)にアメリカ軍住宅隣接地崖面整備工事の事前調査で発掘され、二ヵ所の貝塚遺跡が発掘されたが、昭和一〇年の調査地点との関係は明確にできていない。

第一地点からは厚さ平均七〇センチの貝層のほか、竪穴住居跡・焼土跡が発掘された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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