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穀草農法 こくそうのうほう

百科事典マイペディアの解説

穀草農法【こくそうのうほう】

切替畑より進化した輪作の一種。何年おきかに土地を畑地と草地に交替して利用する農法。草地の一部を耕して穀作を行い,穀作地の一部を草地に返して休閑し,地力の回復をはかる。草地は家畜飼養にも利用され,西欧にこの農法が特に発達したのは,その気候,風土が牧草に適していたからとされる。穀物の需要の高まるに従い,三圃(さんぽ)制などの主穀式農法に進んだ。
→関連項目混合農業

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典内の穀草農法の言及

【三圃制】より

… 三圃制度は中世初期に成立した。これに先行するのは,ローマ帝国で普及していた冬穀物栽培と休閑を組み合わせた二圃制と,短期間穀物を栽培した後,土地を草地に戻しておく穀草農法とであった。いずれに対しても,三圃制は穀物栽培面積の増加を意味するが,通例,冬穀物は面積当りの収穫量が夏穀物を大きく上回るため,土地生産性においては二圃制への優位は明白ではない。…

【輪栽式農法】より

…近世ヨーロッパで完成された農法で,穀物を中心とする輪作体系のなかに飼料作物の栽培を組み込み,地力の維持増進と耕地の高度利用をはかる方式をいう。古来ヨーロッパの畑作農業では,作物栽培に伴う地力の減退を防止する目的で,各種の農法が考案されてきた。古く南ヨーロッパの農村共同体では,耕地を2分し,一方に穀物栽培を行い,他方は休閑地として地力の回復と土壌水の確保をはかり,年次を追って両者を交代させていく二圃(にほ)式農法が一般であった。…

※「穀草農法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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