サンポ(その他表記)Sampo

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サンポ」の意味・わかりやすい解説

サンポ
Sampo

フィンランド叙事詩カレワラ』に出てくるおそらく臼の形に観念されていたと思われる不思議な宝物。幸運と富を無尽蔵に産出する。鍛冶師イルマリネンによってポホヨラの主婦ロウヒのために製作されたが,のちにワイナモイネンによって盗み出された。しかしあとを追ってきたロウヒとワイナモイネンの一行海上でこの宝を奪い合ううちに,サンポは海に落ち粉々にこわれてしまったという。

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関連語 項目

普及版 字通 「サンポ」の読み・字形・画数・意味

【三】さんぽ

夕食時。

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世界大百科事典(旧版)内のサンポの言及

【カンボジア】より

…女性はブラウスにサロン(腰巻)をつけ,頭上にクロマー(布切れ)を載せ働く。祭礼や寺院へ行くときには民族衣裳のサンポットを着る。食事は主食が米飯であるが,うどん(ノンバンチョック),少しの野菜と魚,スープ,自家製のプラホック(魚の練物の一種)が添えられ,簡素である。…

※「サンポ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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