穂見村(読み)ほのみむら

日本歴史地名大系 「穂見村」の解説

穂見村
ほのみむら

[現在地名]智頭町穂見

河戸かわと村の東、土師はじ川に合流する穂見川の上・中流域を占める。集落の背後東方には穂見山がそびえ、集落より東に越えれば南方みなみがた村の枝村岡田おかだに至る。穂野見村とも記すが、「因幡志」は本来の表記は本野見であるとする。拝領高は二三一石余。大場氏・平野氏の給地があった(給人所付帳)天明六年(一七八六)の智頭郡下札帳(石谷家文書)によると朱高二五二石余、毛付高二七三石余、本免五ツ五分、同年の物成高一三七石余。天明―寛政年間(一七八一―一八〇一)のものと推定される書上(古田家文書)によれば田畑畝数二〇町五反余、家数二五・人数一三九、牛一五。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android