精選版 日本国語大辞典 「穴這入」の意味・読み・例文・類語
あな‐ばいり ‥ばひり【穴這入】
〘名〙 (「あなはいり」とも)
① 穴に這い入ること。穴に入り込むこと。
※黄表紙・化物太平記(1804)上「どふでもへびめは、あなばいりするがゑてものだから」
③ 墓穴に入ること。
※売卜先生糠俵後編(1778)上「此盆前の蓮の葉は破れかぶれの穴這(アナハ)いり」
あなっ‐ぱいり ‥ぱひり【穴這入】
〘名〙 (「あなばいり(穴這入)」の変化した語) =あなばいり(穴這入)②
※洒落本・通客一盃記言(1807)「そうぼうづがせっこんで穴っぺへりやうすると、ゑてこびん先きかぼんのぼの皮をすりむくものよ」
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