デジタル大辞泉 「空柱」の意味・読み・例文・類語 うつお‐ばしら〔うつほ‐〕【▽空柱】 屋上の雨水を受ける、箱形の縦樋たてどい。特に、清涼殿の殿上の間まの東南端にある雨落あまおちの柱をさす。箱樋はこどい。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「空柱」の意味・読み・例文・類語 うつお‐ばしらうつほ‥【空柱】 〘 名詞 〙 ( 中がうつろの柱の意 ) 雨水を受ける箱形の縦樋(たてどい)。柱に孔(あな)の通ったような仕組のもの。特に、清涼殿殿上の間の東面南端にある雨落(あまおち)の柱をさす。たてどい。はこどい。うつぼばしら。空柱〈信貴山縁起〉[初出の実例]「昔の殿上人の人々、うつほばしらを隠し題によみて」(出典:周防内侍集(12C前頃)) うつぼ‐ばしら【空柱】 〘 名詞 〙 =うつおばしら(空柱)[初出の実例]「薬玉をうつぼ柱にかけにけり」(出典:鬼城句集(1917)〈村上鬼城〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例